2024年11月24日、琉球大学法科大学院20周年祝賀会に当団体の代表理事が来賓としてご招待に与りました。このような記念すべき場に参加させていただけたことを、大変光栄に感じております。心よりお祝い申し上げます。
当団体代表理事である鎌倉淳爾から、これまでの当団体の活動に対するご理解とご協力に深く感謝を申し上げるとともに、参列の琉球大学法科大学院関係者の皆様に対し、ご挨拶を兼ねて祝辞を述べさせて頂きました。
* * *
20年という節目は、私たち「鎌倉フェローシップ」にとっても同じ年月です。当日は、設立当初に沖縄で活動を共にしていた妻とともに参加させていただき、感慨深い時間を過ごしました。
鎌倉フェローシップの20年
鎌倉フェローシップは、2004年に任意団体として奨学金事業を開始しました。このきっかけは、初代研究科長の島袋鉄男先生とのご縁でした。その後、法人化を果たし、現在では「鎌倉フェローシップ」として活動を続けております。近年は大きな変化を迎え、卒業生数名を理事に迎えるなど、新たな体制のもと支援の拡充に取り組んでいます。
また、コロナ禍において新たな奨学金「琉球大学・鎌倉フェローシップ・K奨学金」を琉球大学と協力して設立し、法科大学院をめざす学部生を対象とした支援を開始しました。現在、この取り組みを支える財源についても、多角的な基盤の確保を進めております。
支えてくださった皆さまへの感謝
この20年の歩みは、私たちだけのものではなく、歴代研究科長の先生方や職員の皆様のお力添えなしには成し得ませんでした。初代の島袋先生をはじめ、高良先生、清水先生、久保田先生、ここで全員のお名前を挙げ尽すことは叶いませんが、先生たちの中には東京や静岡までも足を運んで頂き、私どもを励まし、気にかけてくださりました。
また、本日、私として特別に感謝申し上げたいのは、法科大学院係の職員の皆様です。毎年の奨学金に選考などに関わる事務全般を支えていただき、深く感謝申し上げます。
学生たちとの交流
何よりも感動を覚えるのは、奨学金を受けた学生の皆さんが司法試験合格の報告をしてくださる瞬間です。奨学金面談で出会った頃、皆さんはまだ夢のスタートラインに立ったばかり。不安を抱えながらも、法曹としての未来を語るその姿が印象に残っています。ある卒業生は「奨学金を通じて、誰かが自分の合格を信じてくれていると感じられたことが、勉強を続ける原動力になった」と話してくださいました。こうした言葉は、私たちにとっても今後の大きな励みとなっていきます。
最後に
今後も琉球大学法科大学院のさらなる発展のため、何かしらの形で学生支援を共に盛り上げていただける方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけいただければ幸いです。
改めて、琉球大学法科大学院の20周年を心よりお祝い申し上げます。
鎌倉フェローシップ®代表 鎌倉 淳爾 拝